はじめに
メーカーのコーポレート部門でソフトウェアエンジニア兼スクラムマスターとして働いているモンゴルです。
最近上司や同僚から「仕事での相棒を作った方がいい」と言われて、それをきっかけに、「人を選ぶ技術」という本を読みました。
今回は、相棒づくりについて理解を深めたいと思って、前から気になった本を読んだので感想を書きたいと思います。
感想
この本を読む目的は?
どんな相棒を作るといいのか、どうやって相棒を見つけるといいのかを知る
どうだった?
チーム作りはこだわるべしということがわかった
よいチームの特徴や、よいチームとありがちなチームの比較が勉強になりました。特に、「ありがちなチーム」と「よいチーム」の対比で
- メンバーのスキル
- ありがちなチーム
- 固定的
- よいチーム
- 流動的。互いを補完しようとする結果、学習により獲得される
- ありがちなチーム
- 目標へのコミットメント
- ありがちなチーム
- やったふり、仕事をしたつもり
- よいチーム
- 負けたら解散。痛いカネを張る
- ありがちなチーム
- メンバーの責任
- ありがちなチーム
- 集団責任は無責任
- よいチーム
- ひとりの失敗が即全員の失敗
- ありがちなチーム
- 問題解決ツール
というのが、心に残りました。
特に、メンバーのスキルは流動的という意識はなかったので、これを改めなければと思いました。
また、負けたら解散、一人の失敗が即全員の失敗というぐらい真剣に取り組めるというのは行き過ぎのような気もしました。
が、こういう状態に触れていないと、分業化が進んだり、伸びていこうという意思が薄くなったりするのだから、大事なんだろうなーと感じました。
強く生き残っていくための考え方がわかった
本書を読んで次のようなことがポイントだと理解しました。
- 見晴らしのいい場所(業界の常識を学びつつ、つながりを作りやすい場所)で働く
- 強い仲間を呼び込むために、「○○な人間です」というラベリングを作る
- ビジョンとストーリーを語り、強い仲間を引き込んでいく
自分のラベルを作るという発想はなかったので、面白かったです。
確かに、数十人以上の会社、組織に属すると、人数が増えるごとに新しい人との接触回数が減るので、ラベルがあると巻き込みやすい、巻き込まれやすいというのはありそうだと思いました。
ビジョンとストーリーも自分はできていないなーと思いました。
漠然と、「チームで動いていたら自然とそろっていくでしょ」と思っていましたが、現在のチームでは、スキルや経験的にはシニアに分類されるので、ある程度主導してやっていってもいいなーと思いました。
おわりに
強く生き残っていくための考え方が書いてあって面白かったです。
章のまとめがしっかりしているので、時間がない方は章のまとめだけ読んでもいいかもと思いました。