はじめに
メーカーのコーポレート部門でテックリードとして働いているモンゴルです。
テックリードというロールになったときにアジャイルコーチにおすすめの本を聞いたところ、「「人を動かす」がチームをリードするという視点で万能の本だから読んでみるといいで」と言われたので読んでみました。
印象に残ったことを綴っていきます。
印象に残ったこと
笑顔で接する
人に好かれる原則の一つになります。
笑顔であると、周囲の人間も明るくし、自身の精神状態も良いものになるということが書かれていたのですが、確かにそうだなと思いました。
厳しい状況、私が場に対して厳しい発言をするときにニコニコしている同僚がいるのですが、思い返すと自分は間違っていないんだなと認識できて励まされます。
人を説得する原則の一つとしても「穏やかに話す」として書かれていますが、口調も大事だと思っています。
笑顔であると勝手に引き出されるとも思いますが、ゆっくりと、明快に話すといいと思っています。
人の誤りは指摘しないが、自分の誤りを認める
人を説得する原則として「相手の意見に敬意を払い、誤りを指摘しない」「自分の誤りを直ちに快く認める」というのが紹介されていて面白いなと思いました。
相手の細かい誤りは触れず、自分が間違えた時はすぐに認める。
一見不公平にも見えますが、相手に対して敬意を払うとはこういうことなのかなと思いました。
人の美しい心情に呼びかける
美し心情とは、冷静に判断できる状態ということを表しているのですが、この状況を作ってそこに対して呼びかけるという考え方はいいなと思いました。
私は「私たちVS問題の構造」という言葉が好きなのですが、この言葉に通じるなと感じました。
また、本書を読んで、相手を信頼し、非難せずに冷静になってもらい、情報を整理して判断できる環境を整えるということが大事だと認識が整理できました。
おわりに
節毎の独立性が高いので、目次を読んで気になったところだけ読むというのもありだし、目次を読むだけでも学びがあるなと思いました。
文庫版でkindleだと700円台ということを考えると、相当お得だと感じました。(コスパで本は選ばないですが、安いのは助かる)