mongolyyのブログ

開発(Javascript, Typescript, React, Next.js)や開発手法(スクラム, アジャイル)、勉強したことについて色々書ければと。

「エクストリームプログラミング」を読んだ

はじめに

メーカーのコーポレート部門でテックリードをしているmongolyyです。
今回は「エクストリームプログラミング」を読んだので感想を書いていきます。

きっかけとしては、「スクラムに拘らずにエクストリームプログラミングを基にチーム開発を進めるというやり方もあるのでは?」とアジャイルコーチからアドバイスがあり、原点となる本書を読んでみようと思ったからです。

読んでわかったこと

価値、プラクティス、原則の関係性が少しわかった

自分の理解ですが、次のように理解しました

  • 価値
    • チーム開発がうまくいくために大事にすることであり、チームが価値だと感じていること
      • チームがもたらす価値のことではなさそう
    • 普遍的であり、日常にも通じることが理想的
  • ラクティス
    • 価値を実践するために具体的に実践すること
    • ただし、ただ実践するだけでは価値を体現することは難しく、そのために原則を踏まえて価値と向き合う必要がある
  • 原則
    • ラクティスが価値につながるために必要な背景となる考え方、活動指針
    • 一つのプラクティスで複数の原則を踏まえて実践することで価値につなげることもできるし、複数のプラクティス、それぞれ原則を踏まえることで価値につなげることもできる

いかにして質の高い設計をやるか

本書を読んで、「質の高い設計」を目指すということに関して考えさせられました。

質の高い設計をするために、次のようなことが必要かなと感じました。

  • 環境を整える
    • 創造的な時間を持つ
    • 心の余裕を持つ
  • 知識をつける
    • 知識なしに創造はない
    • 今までの知識もそのまま受け入れるのではなく、改善しろがあったはずと考えて、批判的思考でより良い設計をする
  • フィードバックを得られるようにする
    • 一気に設計するのではなく、ぎりぎりで設計する
      • 一気に設計すると、そのプロダクト開発中の学習を活かす機会が生まれない
    • 本気で設計、実践する
      • 受け取ったフィードバックを学びレベルに昇華させるために、「本気」が重要
    • チームメンバーの学びを設計になるために、チームで一丸となる必要がある
      • コミュニケーションが大事

おわりに

エクストリームプログラミングを読んだのは実は2ヵ月ほど前で読み返しながら感想を書いていたのですが、読み返しても非常に勉強になることが多いなーと思いました。
本書でも、学ぶのと実践することには隔たりがあるという記述がありますし、たまに読み返して実践を広げていこうと思います。