mongolyyのブログ

開発(Javascript, Typescript, React, Next.js)や開発手法(スクラム, アジャイル)、勉強したことについて色々書ければと。

「エンジニアリングマネージャーのしごと」を読んだ

はじめに

メーカーのコーポレート部門でソフトウェアエンジニアとスクラムマスターをやっているモンゴルです。
今回、「エンジニアリングマネージャーのしごと」という本を読んだので感想を書こうと思います。

印象に残った話

説明責任の委譲の話

本書の中で、実行責任は委譲できるが、説明責任は委譲できないという話がありました。
個人的にはマイクロマネジメントよりも、こういう丸投げパターンをよく見るように思います。
実行責任なのか、説明責任なのか意識して委譲していこうと思いました。

また、委譲の中で「スタッフにとってチャレンジになるくらい委譲すること」というのがありました。
あまり意識してなかったので、チームメンバーと相談しながら、いい塩梅を探っていきたいなーと思いました。

生産性の話

本書の中で、成功すると生産性が落ちるという話がありました。
私自身の過去の経験からも、うまくいくほどやることが増えて、うまくいっていない感覚に陥るということがありました。
チームメンバーの感じ方をいい方向に向けられるように、この問題に敏感に、でも深刻にならずに扱っていきたいなーと思いました。

コントロールできること、できないことの話

本書の中で、「コントロールできること、できないことがあり、目標はコントロールできることで設定するか、できないことで目標を設定するなら、現時点でベストを尽くすための内部ゴールを設定すること」という旨の話がありました。
目標設定でついつい難しい目標を設定してしまうということがあるので、コントロールできないことで立てる場合は、自分の努力で何とかなる範囲で目標を定めようと思いました。

おわりに

印象に残った話をいくつか紹介しました。
以前「エンジニアのためのマネジメントキャリアパス」という本が読んだことがあり、それと似た話なのかなと思っていましたが、マネージャーとしてのふるまいが全般的に書かれており非常に参考になりました。

mongolyy.hatenablog.com

また、スクラムマスター、テックリード、先輩社員視点でも勉強になることが多かったので、エンジニアリングマネージャーではなくても読んでみるといいと思いした。