mongolyyのブログ

開発(Javascript, Typescript, React, Next.js)や開発手法(スクラム, アジャイル)、勉強したことについて色々書ければと。

チーム/社内勉強会の形式はまずは「音読会」がオススメ

はじめに

チームで勉強をする機会を作りたいみたいなことが有ると思います。
その手法としてチーム/社内勉強会を開催することが有ると思うのですが、私のチームでは"音読会"の形式で勉強会を開くことが多くあり、それが結構良さげだと感じたので、メリットややり方、気をつけることを書き留めたいと思います。

そもそもチーム/社内勉強会のメリット

  • チームで知見を得たり、共有することで、同じ意識、文化をもってチーム開発ができる
  • チームの士気が高まる

個人的には1つ目の同じ意識、文化を持ってチーム開発ができるは非常に大きいなと思っています。
従来は、レビューくらいでしか技術的な深い会話を行ってこなかったのが、勉強会という形を取ることで、別の角度で技術的な深い話ができ、かつ、(本にもよりますが)設計やアーキテクチャ選定等、レビューでも話さない話題で会話することができます。
直接的な仕事の話ではないにも関わらず、このような会話により同じコンテキストを共有することで、その後、ぐっと開発速度や開発の質もぐっと上がると感じています。

音読会のメリット

  • 準備が不要
  • 担当の概念もないので、急に欠席しても問題ない

これが全てであり、非常に大きいと思います。
皆、仕事が忙しい中参加するのでできるだけ負担をかけない形にしないと継続は難しいと考えています。
準備した輪読会のほうが深い議論ができたり、スピーディーにすすめるかもしれませんが、とりあえずはこの方法がノンストレスで楽しめそうだなという印象です。

やり方

順番を決めて区切りのいいところまで読んでいきます。読んだら次の人を指定します。
節の区切りなどで、その節の要約であったり、自分の感想、発見、わからなかったことを一言二言言って、周囲と軽い議論をします。

全員に順番が回るようにしたほうがいいので、そこらへんは空気を読んで個々人が分量を調節します。

気をつけること

  • コードを触る本であれば、VS CodeのLive Share等を使用してみんなで触りながら進めていく。
  • 参加者全員が話せるようにする。そのために最大人数を決める(私の所感だが、最大は5, 6人が限度かなと)。
  • 比較的業務が落ち着いているタイミングにやる。(私のチームでは、作業が一旦落ち着く、スプリントレビューの日に開催しています)