はじめに
メーカーのコーポレート部門でソフトウェアエンジニアとスクラムマスターをやっているモンゴルです。 スクラムでの実験の中で良さそうなものを紹介していきたいと思います。
第3回目はWIP数に制限を加えるです。
WIP制限とは?
カンバンのプラクティスが由来です。
WIP数の制限はチームの規模によって決めるといいと思いますが、メンバー数の半分~同一くらいから始めるのがおすすめです。
チームでこの実験に対してどのような期待を寄せているかに合わせて調整するといいと思います。
どういうチーム、ケースにおすすめの実験か?
- ペアプロ、モブプロをもっとやってみたいなーというチーム
- フロー効率をもっと上げたい/課題があるチーム
- 例えば、レビュー中にPBIが滞留しているなど
この実験で気づけることの例
- フロー効率を上げるためのコミュニケーションのあり方
- 例
- レビュー依頼するときにこういう声がけすると良さそう
- レビュー後にペア、モブで議論しながら進めると早いね
- 課題を取る前に声掛けすることで、タスクのサポートがしやすくなり、負荷が集中することが減るよね
- 例
- モブ、ペアでやれば新しいこともやれること
- 例
- 今までインフラ系は〇〇さんがやってたけど、〇〇さんがサポートしてくれたら私達もちょっとできるね。〇〇さんに負荷が集中していたし、みんなで少しずつやっていこう。
- 例
- レビューが迅速だと、スプリントレビュー前日、直前に仕事が溜まらないこと
おわりに
この実験により、開発プロセス、コミュニケーションのあり方について模索するきっかけとなると思います。
やってみて、「こんな発見があったとか、こういうふうにやるといいよ!」とかあれば、是非コメントを!