はじめに
メーカーのコーポレート部門でソフトウェアエンジニアとスクラムマスターをやっているモンゴルです。 スクラムでの実験の中で良さそうなものを紹介していきたいと思います。
第4回目は毎日レビューです。
毎日レビューとは?
通常1スプリントで最後に行う、スプリントレビューを毎日やることです。
朝会や夕会前後で15~30分程度時間を取ってやります。
内容はスプリントレビューと同様で、完成したものを共有して、「もっとよくするには?」という観点でチームで議論します。
どういうチームにおすすめの実験か?
- 通常のスプリントレビューで、これって問題あるよね。というのがよく見つかるチーム
- 通常のスプリントレビューで成果物がたくさんあるチーム
- フロー効率を上げたいチーム
- PBIが大きすぎるチーム
この実験で気づけること
- スプリントレビューでのフィードバックの大切さ
- 通常のスプリントレビューと比べて時間に余裕があるので、フィードバックが豊富にでき、良い気付きが得やすくなる
- ペア作業、モブ作業でフロー効率が上がる
- 毎日スプリントレビューがあるので、「明日やればいかー」ではなく、「今日中にここまでやろう」という気持ちになる
- それにより、ペアプロ、モブプロでさくっと解決して今日のレビューに出そうというフォースが勝手に生まれたりもする
- タスクの細分化の重要性
- 毎日のスプリントレビューでコンスタントに成果物を出すために、タスク細分化のフォースが発生する
- 結果として、「細分化するとリスクが減らせる」といった、細分化の重要性を体感することができる
- 毎日、自分がやったことをみんなに見てもらえると嬉しいということ
終わりに
某チームでこの実験をしたところ、着手中やレビュー中にあるPBIが激減しました。
やってみて、「こんな発見があったとか、こういうふうにやるといいよ!」とかあれば、是非コメントを!