はじめに
メーカーのコーポレート部門でソフトウェアエンジニア兼スクラムマスターとして働いているモンゴルです。
周囲で話題に出ている「プロダクトマネジメント」読んだので感想を書いていこうと思います。
一言でいうと、「スクラムをやっている/始めようとしている人にオススメしたくなる良書」でした。
個人的には"スクラム始めるときに読んどけ本"として「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」があるんですが、その本の後に、本書もぜひ読んでほしいなと思っています。
感想
いくつか印象に残った章について感想を書いていこうと思います
プロダクトマネージャーのキャリアパス
本書では、戦術、運営、戦略の3つの割合でいくつかのキャリアが存在することが記載されていました。
今までプロダクトマネージャーのキャリアは考えたことがなかったので、プロダクトマネージャーやPOの相談に乗る場合は、このようなことも意識したいなと思いました。
戦略
NetflixのRokuの例が非常に参考になる例でした。
目先にとらわれて戦略を見失ってしまうことがありますが、そういった場合に、戦略、ビジョンに立ち返って考え直すというのはなかなかできないですが、インセプションデッキなどを作ることで考え直しやすくする土壌を作っておきたいなと感じました。
良い戦略フレームワークを作る
プロダクトのカタは使っていきたい考え方でしたし、他の章でも出てきますが、判断の材料としてデータを収集するということが大事だとも感じました。
問題の探索とソリューションの探索
オンライン講座サービスの例が非常に興味深かったです。
事例は問題を捉え違えたり、アイデア先行でユーザーの課題を解決できない、というようなもので、あるある、、とうなずきながら読んでいました。
個人的に、そこに対する対応方法について知見が薄かったので非常に参考になりました。
自分が所属するチームに共有したいなと感じました。
MVPという言葉も、ビルドトラップを招きやすいというのは初耳でしたが、そのような場を体験、見たりするな、、と、感じたので、今後はMVPでは「何を学習するのか?」ということをちゃんと意識してプロダクトづくりしたいなと思いました。
まとめ
非常に勉強になりました。
会社の経費で購入したのですが、自費でも購入して手元に常においておこうと思います。