mongolyyのブログ

開発(Javascript, Typescript, React, Next.js)や開発手法(スクラム, アジャイル)、勉強したことについて色々書ければと。

「モブプログラミング・ベストプラクティス」を読んだ

はじめに

メーカー企業でコーポレート部門でソフトウェアエンジニア兼スクラムマスターとして働いているモンゴルと申します。
チームではペアプロ、モブプロを取り入れて開発しているのですが、モブプロではモブの立ち振舞がわからず難しいと感じることがあるので次の本を読むことでここらへんの疑問が少しでもなくなるのではと感じて読んでみました。

感想

ペアプロとモブプロは効果が違う

今までペアプロとモブプロは同種だと思っていたが、異なる関係性、異なる取り組み方、そして、結果的にもたらされる効果も異なることがあることがわかりました。
本書では、ペアよりもモブの方が膠着した場合にすぐに解決しやすいということが書いてあって、今まで意識したことはありませんでしたが、業務でモブプロをやっていてもそういう場面あったなと思い出しました。

今までのタイピストの仕事の仕方が間違ってた

今までタイピストとモブが対話しながら進めていましたが、本書ではタイピストはモブが言っていることを理解し、実装することに専念し、疑問がある場合は実装後に相談するということが書かれていました。
実践してみたところ、それまでよりも指示ミスによる小さな手戻りが発生するものの、その手戻りによりメンバーの認識が共有され、自信を持って進められるようになってきました。
この共通認識は設計方針、思想だったりもするので、中長期的に意味がありそうだなとも感じました。

モブの立ち振舞がわかった

今まで、リモートでやっていたこともあり、指示がぶつからないようにナビゲーターを指定してやっていました。
ただ本書ではモブの中で役を特に指定せずに、具体的に支持したり、説明したり、次の工程で必要そうなことを調査、準備しておいたりすると書かれていた。
私達のチームでも実践していきたいなと思いました。

手探りな仕事のモビングのやり方が分かった

詳しくは本書を読んでいただきたいのですが、

  • タイムボックス付きの探求
  • 強いモビング

が紹介されていました。
私のチームではストーリーポイントが大きい場合(ほとんどが手探りの仕事)にモブで実装していたため、これらのプラクティスを実践してみたいなと思いました。

まとめ

本書ではモブプロに関するコツ、進め方が紹介されているので、モブプロのやり方で困っている方はぜひ読んでみるといいと思います。
現在のつまり解消のヒントが得られると思います。