はじめに
メーカー系企業のコーポレート部門でエンジニアとして働いているモンゴルです。
今回は私のチームを支援してくださっているアジャイルコーチから進められた「ファシリテーション入門」を読んだのでその感想を書いていきたいと思います。
感想
個人的に心に残ったのは
「ファシリテーションがもたらす三つの効果」と「場をデザインする五つの要素」でした。
この2つについて書いていきます。
ファシリテーションがもたらす三つの効果
本書では以下のように書かれていました。
- 相乗効果を活かし、高い成果を生み出す
- 納得感を高め、やる気を引き出す
- 学習するスピードを高める
私は2つ目の「納得感を高め、やる気を引き出す」の中で説明されていた「行動するかをどうかは、結論の良し悪しだけでは決まりません。いかに結論が腹に落ちるか、プロセスが重要になります。」ということに非常に共感しました。
ステークホルダー含めてプロジェクトに関わるメンバーは様々な考え、知識をもって集まっているため、結果、全員が納得できないまま、声の大きい人、多数決で決まってしまうことも多いと思います。
結論は当たり前のことになるかもしれませんが、全員で考えて、議論して、話し合い、腹落ちに近づける地道な活動は、時間はかかりますが大事だと感じました。
場をデザインする五つの要素
本書では「次の要素を決めて共有する」との記載がありました。
- 狙い
- ゴール
- プロセス
- ルール
- メンバー
たまに、狙い、ゴール、プロセスが曖昧であるがために、本来目指している議論にならなかったり、発散してしまうことがあるので、この型を意識してやれるとすごく良くなるだろうなと、感じました。
とはいえ、見えないことを議論するときに、ゴールをどの程度高めに設定するかという加減が難しい場合もあると思っています。(本書では、ストレッチゴールを設定する良いと書かれていました。)
ここらへんの塩梅は経験ですかね。
終わりに
この記事には記載はしませんでしたが、「七つの基本プロセスを使いこなす」「会議を変えれば組織を変えれる」なども非常に良い章でした。
全体通して、会議の型がたくさん紹介されていますので、定期的に見直して進め方の型を学び、実践して定着させていきたいなと感じました。