mongolyyのブログ

開発(Javascript, Typescript, React, Next.js)や開発手法(スクラム, アジャイル)、勉強したことについて色々書ければと。

「抵抗勢力との向き合い方」を読んだ

はじめに

メーカーのコーポレート部門でテックリードとして働いてるモンゴルです。
JTCに所属していると、今までのやり方、考え方を踏襲したい人たちがおり、衝突することがあるので今まで悩んできました。
ちょうど良い本があったので読んでみました。わかったことと再認識したことを書いていこうと思います。

わかったこと

抵抗は生理現象であると考える

抵抗は悪いでもなく、駆逐する対象でもなく、向き合うものと捉えて対応していくことが大事と理解しました。
むしろ歓迎すべきものと捉えることができ、検討の甘さや抜け漏れが発見でき、企画の質を上げる機会になるということも書かれており、確かにポジティブに捉えると良さそうだと思いました。

自分が抵抗と遭遇しそうなときに気を付けているのは、フラットに複数のプランを出すということです。
こうすることで、自分への批判ではなく、自分たちが考え出せるプランに対する批判になるし、検討の観点も広がると思っています。
ただし、このやり方をしたとしても、自分の推しのプランがあったときにそれに対する反発の意見があると、ついついネガティブな気持ちになっていました。
しかし、本書を読んだことで、生理現象であること、プランが磨かれる機会だと捉えてフラットに、なんならポジティブに捉えて意見に向き合おうと思いました。

再認識したこと

抵抗は成長する

色々なリーダーと話していると、言葉の歯切れが悪いことがあります。
今までもその人に、裏側の問題に向き合うという目的で、その場、もしくは別の場で早期にもやもやを確認していました。

本書ではこのちいさなもやもやを放置していると抵抗の強さがどんどん高まるということが書かれていました。
強まっていくという認識はありませんでしたが、そういう認識も持って引き続き向き合っていこうと思いました。

考えをとりあえず書き出してみる

本書では思考が連鎖したり、整理されると書かれていました。

私はこれ以外に、周囲の安心につながるとも思っています。
最近若手から、「モンゴルさんがわからないと言ってくれると安心する。わからなくて普通だと思って気楽に発言できる」というFBを受けたことがあった。
私のふるまい的に、触れがたいオーラを放っているのかもしれませんが、自分の気持ちを素直に表現するほうが相手は自分や場を理解し、安心して話せるかもしれないと感じたのを思い出しました。

おわりに

抵抗と向き合うとは問題自体、人と向き合うことだ、ということが繰り返し書かれていることが印象的で、かつ分かりやすかったです。
人と向き合うということに近道はないですが、これを確実にやっていくことで信頼関係が構築され、今後も素直な筋道で議論が進められるようになると思うので、ひたむきにやっていこうと思います。