はじめに
こんにちは。mongolyyです。
近頃TypeScriptを触っているのですが、先月、次の本が出版されたので読んでみました。
感想を書いていこうと思います。
感想
TypeScriptの型システムがちょっとわかった
今までも触っていてなんとなくでやっていてしまった部分が、よく理解できました。
特に、
- ランタイムの挙動が型情報に依存しないこと
- 他のオブジェクト指向の言語と異なり、名前的部分型ではなく、構造的部分型というアプローチを取っていること
という点については、色々な観点から繰り返し語られており、よく理解できました。
本書を読む前までは、TypeScriptの型をなんとなく過信してしまったり、構造的部分型の部分に違和感を抱いていましたが、本書を通じてTypeScriptの仕組みや思想が理解でき、今後特徴を理解しながらうまく使っていけるように感じました。
コラムが興味深かった
こっちのほうがいいといった話が非常にためになる話が多かったです。
特に、「変数名の名前空間と型名の名前空間」や「privateと#の差異」の話は実用的だったり、視野を広げる話で良かったです。
TypeScript中級者の方は気になる章やコラムだけ読むという読み方でも十分学べるように感じました。
おわりに
以前読んだ
では、言語仕様の説明に重きが置かれていましたが、本書ではTypeScriptの型システムの特徴や、実プロジェクトでどう使うかというところが書かれており、違った視点で学びがあり、良かったです。
また、本書では、「力試し」という節があり、それをやることで読書にメリハリができて良かったです。