はじめに
メーカー系企業のコーポレート部門でスクラムマスター兼ソフトウェアエンジニアとして働いているモンゴルです。
ふりかえりをやっているときに、ファシリテーションをやることが多いのですが、ここがうまく回せないと感じることが多いので、パターンをまとめていきたいと思います。
今回は、あるネガティブな事柄(以下、ふりかえりごと)を掘り下げてふりかえるというシチュエーションを想定してファシリテーションのパターンを整理しようと思います。
最初に聞くこと
- ふりかえりごとに対して気になった!と言っていた人から、どういったことが気になったか?と聞いてみる
- それを受けて、ふりかえりごとを書いた人を中心に、関係者に詳細を聞いてみる
ここからは4つのパターンに分岐すると思います。
- ふりかえりごとに対して、不明点が多い場合。掘り下げる余地がある場合
- ふりかえりごとに対して、不明点が多い場合。掘り下げる余地がない場合
- ふりかえりごとに対して、対応が明確な場合。掘り下げる余地がない場合
- ふりかえりごとに対して、対応が明確な雰囲気が出ているが、掘り下げる余地がある場合
パターン別ふりかえり方
ふりかえりごとに対して、不明点が多い場合。掘り下げる余地がある場合
チーム立ち上げ初期に多いパターンに思えます。
議論を発散させていきます。
次のステップで、全員で案出しをするためにも、気になるところ、不明点を数人に聞きます。問題点をあぶり出していきます。
場合によっては、問題点の依存関係を整理していきながら話を聞いていくのもありかと思います。
問題点が出揃ったら、対応案を案出していきます。
私は時間を決めて付箋に書き出すことが多いです。
付箋に書いたら、グルーピングして、投票してTryを決めていきます。
ふりかえりごとに対して、不明点が多い場合。掘り下げる余地がない場合
あんまり見ないパターンな気がします。
自分の認識に自信がなければ、皆に問いかけてこれ以上掘り下げるかどうか尋ねてもいいと思います。
私は親指投票(上だったら賛成、下だったら反対、横だったらどちらでも良い)で皆の考えを聞くことが多いです。
ふりかえりごとに対して、対応が明確な場合。掘り下げる余地がない場合
自分が掘り下げられないと思いこんでいる場合もあるので要注意。
とはいえ、明らかに明確な場合もあると思うので、私はメンバーに案があるかどうか、親指投票でTryとするかどうか聞いて進めることが多いです。
ふりかえりごとに対して、対応が明確な雰囲気が出ているが、掘り下げる余地がある場合
このパターンはそれなりにあると思います。
自分がチームメンバーに積極的に質問していきます。そして、自分の質問をきっかけに問題点を探っていきます。
問題点がわかったら、「ふりかえりごとに対して、不明点が多い場合。掘り下げる余地がある場合」の流れと同じくブレストして、グルーピングして投票してTryを決めていくことが多いです。
まとめ
今回で、それぞれのパターンでの流れを整理することができました。
ただ、「ふりかえりごとに対して、不明点が多い場合。掘り下げる余地がある場合」では、どう問いかけていくかが難しいので、今度どういう文言で問いかけをするとよいか整理したいと思います。
また、ふりかえりに限りませんが、「ファシリテーション入門」という本がおすすめなので、気になる方はぜひ読んでみてください!
ではまたー